映画「容疑者 室井慎次」

「容疑者　室井慎次」見てきました。
(2005年／日本 117分 (2005.8.27 日本公開))

(以下、ネタバレ多少あります)

「踊る」シリーズが大好きな友人と「交渉人　真下正義」に続いて見に行ってきました。

･･･実は柳葉敏郎好きです。田中麗奈も好きです。
だけど、終わったあとのカタルシスがなんとも。

友人とご飯食べつつその検証をした結果、
「「交渉人～」にあったような、派手なアクションがない。」
言われてみれば。これでカタルシスが取れた私って。

友人に言わせると「「踊る」にしては脚本がちょっと甘い」らしいですが、
「人間ドラマ」という観点ならいい作品（面白い作品）だと思います。
警察の暗部というか権力争いというか。翻弄されつつも正義として立ち向かう室井とその周りの人々。
新宿北署が舞台になりますが、取調べをしている状況が「強行犯係」の方々だからしょうがないんですが、顔が怖いお兄さん達に囲まれて取り調べ(^_^;)
元々の事件の元凶があの小娘～(怒)ですから、そこからここまで作り上げた手腕は立派です。
ただ「交渉人～」がパート２撮影決まりましたが、これもパート２作るならもっと掘り下げる方向でないと。
室井を主役に置いた時点でしょうがないんでしょうが、
作品自体が重いから、その処理も考えないといけないかもですね。

ただ、北海道に続いて広島に飛ばされて･･･この人、もう出世できないんじゃないかと(-_-;;

パンフを見るとわかるのですが、裏設定がわんさかあるのが、やっぱり楽しんで作ってる「踊る」シリーズなんだなと(笑)
(パンフ、誤字脱字の嵐？だったらしく、あちこちにシールが貼ってあります(^_^;))
本屋行ってみたら、なんと作中にあった室井が学生時代に付き合ってて自殺した彼女の「Diary」までありましたよ。

ふと思ったこと。「クールビズ」に対応して「ウオームビズ」が行われようとしてますよね。
室井って、まさに理想的な格好(笑)